海外宝くじはネットで購入は違法?当選者の税金は?dmトラブル詐欺





海外宝くじは、インターネットで購入できるのでしょうか?

そして、購入方法は?日本人が買うと違法なのか?税金はどうなるのか?

などの情報を書いていきたいと思います。

海外宝くじの当選金額は?最高額は?

出典:amazon

日本と同様、海外ではたくさんの宝くじが販売されており、

多くの人が「夢」を求めています。

それでは早速「海外の宝くじ」を紹介していきたいと思います。

●アメリカ

出典:kotobank.jp

当選金の史上最高額は、アメリカの「ミリオンズ」というくじで1人あたりに対する史上最高額の当選がありました。

それはつい最近のことです。

2018年10月23日に、アメリカの「ミリオンズ」という数字選択式くじで、

なんと約1,730億円が当選したというニュースが世界中を駆け巡りました。

7月から1等当選者が出ず、賞金が繰り越されて上積みされて膨れ上がったということです。

金額だけでは2年前に約1,750億円が1等当選金額として史上最高額だったのですが、

この時は当選者が3人いたので山分けになったということです。

今回当選したくじは、サウスカロライナ州で買われたものだそうです。

アメリカではこの「ミリオンズ」と「パワーボール」という数字選択式くじが有名で、どちらも一口2ドルです。

ちなみに今回のような高額当選の場合、一括で受け取るか分割で受け取るかを選べるそうですが、分割の場合は数十年かけて受け取らなければならず、一括で受け取る場合は連邦税として25%、州税として5~6%ほど税金で控除されてしまうというので、なかなか素直には喜べないでしょうか。。。

それでも日本のジャンボ宝くじは最高で10億円ですから、たとえ1,730億円の半額を納税したとしても、想像を絶する金額ですね!

日本のサラリーマンの平均的な生涯賃金は3億円とも言われていますから、

そういう意味では一生遊んで暮らせるといっても過言ではない金額。。。

もう金銭感覚がマヒしてしまいそうです。

●韓国

出典:いきなり掲示板 – Jimdo

一方、お隣の韓国に目を向けてみます。

こちらでもロト6があり、1等当選金額で40億ウォンが出たことがあるということなので、当選金額は日本とそれほど違わないようです。

大きく違うのは、日本の場合は宝くじの当選金に税金がかかりませんが、

韓国は高額当選の場合所得税がかなりかかってしまうそうです。

(1ウォンは、おおよそ0.1円です)

●中国

出典:blogs.yahoo.co.jp

また中国では、社会主義国家ということもあり、競馬やパチンコなどほとんどの賭け事が禁止されているとのことです。

その中で、唯一政府に公認されているのが宝くじです。

中国の宝くじには数字選択式のものとスクラッチのものとがあり、

日本より安価に一口2元(約32円)で購入できるものが人気だそうです。

1等当選金額は様々なようですが、高額当選者の中には100億円前後当たった人もいるということです。

中国では特に、こうした高額当選者がメディアのインタビューに答えることがあるようですが、その際に身元がばれて当選者に迷惑がかからないよう、着ぐるみで登場するなどユニークなことでも知られています。

ちなみに中国でも当選金には所得税がかかり、割合は20%だそうです。

●ヨーロッパ

出典:viago.ca

その他、ヨーロッパでは、フランス発祥の数字選択式宝くじ「ユーロミリオンズ」というものがあります。

その名の通り、フランスだけでなくユーロ通貨圏内の9カ国で発売されているものもあります。この当選金に対する課税の有無は、国によって違いがあるそうです。

●ドバイ

出典:Wondertrip

また、中東のドバイのくじは特徴的で、1等当選金額が約1億円のくじがありますが、

当選確率が5,000分の1と非常に高確率です。

ただし1口あたりの金額が278ドルと高額なので、参加するにはなかなかハードルが高いです。

ほかに、高級外車が当たるくじが1口139ドルで1,000分の1の確率で、高級バイクが当たるくじが1口28ドルで、こちらも1,000分の1の確率で当たるそうです。



海外宝くじはネットで買える?購入方法は?

出典:トラベルブック

日本の法律上、日本にいながら海外の宝くじを購入することは、

刑法187条第3項「富くじの授受」によって禁止されています。

同様に、海外の宝くじを販売したり、取次や斡旋をした場合も処罰されます。

したがって、インターネットを通じて海外の宝くじ販売をうたっているサイトがあったとしたら、くれぐれも要注意です。



海外宝くじの日本人が買うと違法?

しかしながら、日本人が海外で直接宝くじを買うこと自体は問題ありません。

例えば海外旅行にいったついでに買う人や、わざわざ高額当選くじを求めて、

海を渡る人もいるようです。

あくまで日本にいながら、海外の宝くじを買うことが違法になる可能性がありますので、注意が必要です。

海外宝くじの税金はどうなるの?

出典:心配性の仕事術

上記のとおり、海外には日本よりも当選確率が高いくじや高額当選くじがありますから、税金のことも気になりますよね。

海外で宝くじが当選した場合、これを受け取れば日本の法律上、所得税と住民税がかかると考えられています。

住民税は、当選者の所得状況や扶養家族などの状況によって変わってくることや、金額的に影響が大きいのは所得税であるため、ここでは所得税に絞ってご説明させていただきます。

所得税にかかる課税対象金額の計算方法は、当選金額の全額を一時的な所得と考えた場合、まずそのくじを買うためにかかった金額を引き、さらに特別控除としてそこから50万円を引いた残りの金額の2分の1が課税対象額となります。具体的に例えて言うと、仮に1億円当選したとして、1口200円相当の金額だったとしたら、以下のようになります。

1,00,000,000円(当選総額) - 200円(購入代金) ー 500,000円(特別控除額) × 1/2 =49,749,900円

つまり、約4,975万円が課税対象額となります。

この控除対象となる金額に応じて、所得税と住民税がかかります。この場合は対象額が4千万円を超えていますので、所得税としては以下の金額となります。

{49,749,900円 × 45% - 4,796,000円(控除額)}×1.021%(復興特別所得税)  = 17,960,800円

ここまでの計算を一言で言いますと、1億円当たった場合、所得税は約1千796万円になる、ということです。つまり、手取り額は8千204万円で、ここからさらに住民税も引かれることになります。

さらに気を付ける必要があるのは、くじを買った外国の法律によって課税される可能性がある、ということです。先ほどご紹介した通り、当選金の数十パーセントが課税されてしまう国も少なくありません。

この場合、1つの収入に対して二重課税されないよう、国によっては日本と租税条約を取り交わしている国があります。

基本的には収入を得る人が、つまりくじの当選者が、海外の税務機関に対して必要な届け出を行う必要があります。この手続きは外国語で行う必要があることと、手続きに必要な書類の準備や連絡が煩雑です。

もっとも、当選金の支払先がこうした対応には経験があるでしょうから、いざというときは相談してみることをお勧めします。



海外宝くじのDM(ダイレクトメール)は詐欺?

私も経験がありますが、申し込んだ覚えがないのに、

「宝くじにあたった」「高額当選の資格があります」などのメッセージとともに、

賞金を受け取るための代金を要求してくるダイレクトメール詐欺が確認されています。

要求するお金の名目は、手数料、申込金、税金、参加費用、エントリー料など様々なようです。代金の支払いは、定額小為替や現金、クレジットカードなどいくつか選択肢があり、1,000円~2,000円程度の比較的小さな金額を要求してくるのも特徴のようです。

繰り返しますが、先ほども述べたように、日本で海外の宝くじを買う、販売する、取次をするのは違法行為ですので、ダイレクトメールで海外宝くじの購入を呼びかけられても、絶対に応じないようにしましょう。

申し込みをしてもいないのに、宝くじに当選したり、賞金があたることはありえませんので、このようなダイレクトメールが届いても絶対に支払いに応じてはいけません。万一被害に遭い、お金を振り込んだりクレジットカードの情報を伝えてしまった場合は、最寄りの消費生活センターに相談してください。




海外宝くじのまとめ

●海外宝くじの史上最高額は1,730億円(当選者が1人の場合)

●アメリカや中国には、日本よりも賞金額が高い宝くじがある

●海外の宝くじを日本で購入することは違法。ただし、日本人が海外で直接宝くじを買うことは問題ない

●海外宝くじの当選金には日本の法律上、所得税と住民税がかかり、場合によっては買った国でも税金がかかる場合がある

●二重課税になる場合、日本と租税条約を取り交わしている国では免除される可能性があるので、当選金の支払先と要相談

●申し込んだ覚えがないのに「宝くじにあたった」というDMは詐欺!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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